開講開講安達ロベルト×ギャラリーカメリア写真講座
【 光の時 | Time for Light 】
第22期『光の時』開講しています。
「武満徹の音と言葉」
『最近、偶々、多くの若い(日本の)作曲家の作品を見、聴く機会があった。その殆どが技巧的にも高度で、見事に作図されたその黒々とした音符の風景を目の前にして、私は、たじろぐほどの思いだった。自分の未熟さを指摘されているようで、いささか辛い気分になった。だが、かならずしもそれだけが私を憂鬱にしたのではなかった。音符が書き込まれる度に、それとは逆に、物語る意志が見えなくなっている。巧みにしつらえられた音響のパッチワークが、反って、音楽の呼吸を殺している。』(武満徹「時間の園丁」より)
作曲家の故・武満徹さんは、私の青春のヒーロー、最も影響を受けたアーティストの一人です。
二十代の頃、専門教育を受けたことがないのに夢だけを頼りに作曲を志したものの、思うように曲がつくれない、仲間がいない、仕事がない。劣等感と孤独感に打ちひしがれそうになっていたとき、苦心して作曲を独学し、病と向き合いながら曲を書き、世界的に活躍するようになった武満さんに、勝手に自分自身を重ね合わせたのでした。
ことあるごとに彼の曲を聴き、来る日も来る日もその本を読みました。そこで学んだことは、私のなかの、アートとは、作家とは、というアイディアの形成に深く影響を与えました。現在でも、心に迷いが生じたとき、何かを諦めそうになったとき、よく武満さんに立ち返ります。
22期の今期は、武満徹さんの音楽を聴き、言葉を読み解き、それらをインスピレーション、ヒントにして、ものづくりについて考え、写真を撮ってみます。
一見むずかしそうにも感じられる音楽と文章ですが、ベースのところはピュアでシンプル。講師がわかりやすく解説します。
今期はいわば「知性と感性と創造性のヨガ」。いっしょにものづくりの体幹をつよくしましょう。
安達ロベルト
〇写真講座ではありますが、アート全般、生活全般に応用できる内容です。
〇写真の技術向上を第一の目的にする講座ではありません。いわば「感性のヨガ」。硬くなった
ハートとマインドをほぐし、体幹を育てていきましょう。
オンライン、対面、内容は基本的に同ですが、それぞれのアドバンテージがあります。
◆お申込み方法◆
①ご希望コース(A〜Cよりお選びください)
②ご芳名、ご連絡先(メールアドレス、日中ご連絡可能なお電話番号)
①②を明記の上、メールまたは、メッセンジャーなどでお申し込みください。
メール:info@gallerycamellia.jp
お申し込み受付完了の返信と、初回講義のこと、お支払いのことをご連絡いたします。
◯ スケジュール
日本時間午前9:00〜11:30・定員6名
(A〜Cの各コースとも)
Aコース:zoomによるオンライン授業 土曜日
(B,Cコース受講生もオンラインAコース聴講可)
9/17, 10/15, 11/19, 12/17
Bコース:ギャラリーにて対面 土曜日
9/24, 10/22, 11/26, 12/24
Cコース:ギャラリーにて対面 日曜日
9/25, 10/23, 11/27, 12/25
【オンライン】
・世界中どこでも受講できる
・集中しやすい
・写真や情報のシェアがしやすい
・受講者全員の表情が見える
【対面】
・物理的に空間を共有できる
・同じ光を体験できる(自然光で行います)
・展覧会中の作品を鑑賞できる
・講師が煎れるコーヒーが飲める(大丈夫な方)
・オンライン授業の聴講も可能
◯受講料
ビジター \32,000-
リピーター割引・ご家族割引 \28,000-
(クレジットカードでのお支払いも可能です)
◯目的:3つの「愛でる」
・光を愛でる
・写真を愛でる
・時を愛でる
◯参加資格
・年齢、性別、国籍、写真歴の長短は不問
・光、季節、話等を通じて、写真の時間を純粋に楽しみたい方
・毎回出される「お題」に積極的に取り組むつもりの方
※ カメラをお持ちでない方はご相談ください
・ドレスコード:ギャラリーでの対面授業は男性は襟のついたシャツまたはジャケットの着用、女性はそれに準ずるもの)
気持ちと時間に余裕をもってご出席いただけるよう、そして、服装のことでお互いの気持ちが散らないようにという理由からで、お洒落をして欲しいということではないのです。
◯アートツアー(定期的に開催しております)
神奈川県立近代美術館 「アレック・ソス展」、東京都庭園美術館「蜷川実花展」
IZUフォトミュージアム「テリ・ワイフェンバック展」、川村記念美術館など
22期は未定
◯受講生永久特典
・ 当ギャラリーでの展覧会が20%割引で開催できます
・ 撮影会、自主講評会、美術館見学、懇親会なども実施しています(有志)
◆講師◆
安達ロベルト
アーティスト/写真家/作曲家
www.robertadachi.com
上智大学法学部国際関係法学科卒業、大学では難民問題を研究。
写真家としては、銀塩モノクロ写真制作を活動の核に置き、広告・エディトリアル等の分野でも撮影。
画家としては、水彩画を中心に近年は毎年個展を行う。絵本や書籍の挿絵も手がける。
ファインアートの分野で国内外で受賞多数。
作曲家としては、アルバム制作、ライヴ活動と並行して、演劇・ダンス・映像・テレビ番組等に楽曲を多数提供。
オンライン授業とギャラリーでの対面授業の様子です。(クリックで拡大表示されます)