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展覧会7日目_城 蛍 展

3月開催の城 蛍(たち ほたる)展にて、城作品をお求めいただきましたU様にインタビューをさせていただきました。

 


城さんは、、、

柔らかな中にちょっと毒のあるモチーフを、油絵の具に水干絵の具を混ぜて描き、ミルキーでマットな色調と絵肌と、絵画面を自由に囲う彫刻的な自作のフレームが作品の印象深さをより強めています。直観的なようで巧みなコンポジションにものびしろを感じる作家です。

 

日を追う毎に各地の美術館が臨時休館となり閉塞感が漂いだした頃でしたが、初個展というフレッシュさに元気をもらえた会期となりました。

      

初個展の少し前にグループ展を開催されたトライセラギャラリーさんによる、城さんのご紹介もご一読ください。

カメリアでの展覧会の様子も載せていただきました。

コチラをclick  

 

城 蛍 (たち ほたる)/ 淡く目映く

2020年3月10日~3月22日

「老人と海Ⅲ」

キャンバスに油彩、水干絵の具、木

 


◯ご購入いただいた動機
他のギャラリーで城蛍さんの作品を拝見し、とても印象深く頭から離れなかったのでカメリアさんの展覧会の初日に伺いました。

 

作品を購入することに抵抗はありませんか

際限なく欲しくなってしまうので、むしろ若干の抵抗感が欲しいです。

 

◯作品を飾ることで生活に変化はありましたか
仕事では「正解」を出すことに注力することが大半で、その結果、常識の枠内で思考しがちです。朝、絵を眺めると、「自由な発想であれ」と言ってくれているように感じますし、そもそも作品のマチエールを眺めている時の心地よさ、癒しは何にも代えがたいものです。

 

◯美術館やギャラリーには行かれますか
月30件ほど行きます。

 

◯他にも作品を買われていますか

若い作家さんを中心に10点程度コレクションしていて、すべて飾っています。引き続き素敵な作家さんに巡り合いたいし、これからも購入したいです。もちろん購入します。

 

 

作品の購入や飾ることを誰かに勧めたいですか

生活が味気ないなと感じる方には、それを彩る一つの選択肢としておすすめです。

これまでは自分の好みを購入していましたが、理解できないものや違和感のある作品も購入することで、自分にない価値観に触れたいとも思っています。
 
◯ギャラリーへ望むこと
展示オープン前に常連さんに全ておさえられていて購入のチャンスすらないのは残念なので抽選でも機会を設けて頂けたらと思うことがあります。
ギャラリーは閉ざされた世界というイメージがあると、マーケットが先細ってしまう気がします。


以上 

 

 

ありがとうございました。

U様は初日の早い時間にご来廊くださり、ご購入を決めてくださいました。あらためてお話を伺い、U様の価値観の広がりに触れるようでとても嬉しく、刺激となりました。


城さんの展覧会は、キュレーター・山内舞子さんの企画によるもので、これからがとても楽しみな作家さんです。

 

 

 

 

城 蛍(たち ほたる)/ Hotaru TACHI

 

愛知県出身

現在は東京のシェアアトリエにて活動

2019年、所属シェアトリエのオープンスタジオ展、渋谷西武のシブヤスタイル、2020年東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館FACE展、TRiCERA MUSEUMグループ展に出展。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

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